アカイトコーヒーについて
その昔。
直島には人が集まる映画館があったみたいです。
その跡地に僕のおじいちゃんが小さな家を手作りで建てました。
おばあちゃんに手伝ってもらいながら。
たくさんの偶然といろんなご縁が赤い糸で繋がって、その場所は僕の仕事場となりました。
僕はそこに「コーヒーと本と直島のこと。」を詰め込んで、その場所を”アカイトコーヒー”と名付けました。
この場所がこれからどうなっていくのか?が僕はとても楽しみです。
「こうしたい」という思いもあるにはあるのだけれど、それよりも「こうなっていた」といつか振り返った時にそう思える場所に変化してほしいと思っています。
わざわざ来てくれる人、たまたま来てくれる人、付き合いで来てくれる人、皆んなの足跡がちゃんと残ったカタチで。
直島のおじちゃんやおばちゃん達が聞かせてくれる昔の映画館のことを話している時の笑顔。
そんな笑顔に溢れる場所にアカイトコーヒーが育ってくれたら、
この場所を建ててくれた僕のおじいちゃんとおばあちゃんも、きっと喜んでくれると僕は思っています。