本との偶然の出会いがある場所になれるように。

 

本のこと

僕にとって本という存在は、とても身近なものでした。

直島で生まれ育った僕は、高校へ通うために毎日フェリーを利用していました。

これはもちろん、友達もみんな同じことではあるのだけれど、僕はその3年間のほとんどの時間を野球部での活動の時間に費やしていました。

その為に、朝一番のフェリーで学校へと向かい、最終のフェリーで帰宅するという毎日でした。

当然、他の同級生や友達とは通学の時間帯が違うために、行き帰りのフェリーの中では一人で過ごすことがほとんどでした。

そしてそのフェリーでの時間を埋めてくれたのがたくさんの本達でした。

ほとんど毎日のフェリーで過ごす往復40分が読書の時間だったというわけです。

アカイトコーヒーには、まあまあ沢山の本達があります。

僕がこれまでに読んできた文庫本屋や雑誌達、誰かが置いていってくれたり、わざわざ持ってきてくれた小説や随筆達。

そんな何かしらの理由で、この場所に集まってきた本達のほとんどには値段をつけています。(一部非売品もあります。)

もしもその値段に納得をしていただけたなら、ぜひ皆さんの本棚の仲間に加えていただけたらうれしく思います。

また、少数ではありますが、僕自身が自分の本棚に並べておきたいと思う新刊書籍や雑誌の販売も行っています。

古本も新本も購入するしないに関わらず全て店内では自由に手にとってそのページを開いて楽しんでいただけます。

どうかゆっくりとコーヒーと本達とともにアカイトコーヒーでの時間をお楽しみください。

いつかこの場所が、皆さんと本達との偶然の出会いがある場所へとなれますように。